【書評・感想】The World 世界のしくみ【高解像度で世界を理解できるようになる】

【書評・感想】The World 世界のしくみ【高解像度で世界を理解できるようになる】

書籍

The World 世界のしくみ
リチャード・ハース(著)、上原 裕美子(翻訳)
日経BP / 2021年10月16日

評価

評価 :4/5。

書評

本書の目的は世界についての知識を獲得し、リテラシーを高めることと述べられています。グローバル化した現代社会においては外国の出来事が自国にも多大な影響を与えるので、グローバル・リテラシーが必須であるということです。

世界を理解するためには簡単に歴史を振り返る必要があり、本書では1700年台に国家という概念が比較的現代に近い形で登場したところから始まります。引き続く章では各地域(ヨーロッパ、東アジア太平洋地域、南アジア、中東、サブサハラ・アフリカ、アメリカ大陸)の歴史と重要性について記述されてます。これらを土台の知識として、気候変動やサイバーセキュリティなど世界的な課題、主権や国際機関など世界秩序をについての考察されるという構成になっています。

知識としては基本的な事項が多いですが、シンプルで分かりやすい構造で世界を理解することができました。普段マスメディアによるニュースで世界を理解しようとしても、断片的な知識としての理解に留まりなかなか全体像を理解することが出来ませんでした。本書で基本的な世界の成り立ちや構造について学ぶことができたので、今後はより高い解像度で世界的な出来事を理解できるかな、と期待しています。