転職

転職面接でよくある3つの良い質問【転職動機のストーリーを作ろう!】

2020年4月18日

概要

転職活動を進めていくと最終的には応募した企業と面接が数回設定されます。面接で聞かれる質問を想定して、応募先の企業で仕事をすることで目的が達成できるストーリーを作るのが好結果につながると思います。

相互理解につながる3つの良い質問

  1. なぜ転職しようと思ったのですか?
  2. 当社に入社したらどのようなメリットがあなたにありますか?
  3. 業務上乗り越えた大きな困難についてエピソードを教えてください

それぞれ説明していきます。

なぜ転職しようと思ったのですか?

これは絶対に聞かれます。しかも最初に聞かれます。私はこの質問には自分の率直な思いを伝えれば良いと思っています。ここがブレていると面接での会話の一貫性が保てなくなるので、あまり細工したり思っていもいない事を言う必要はありません。

ただし現職についてネガティブな発言は控えた方が良いです。文句や不満ばかり言うタイプの人だと思われていいことはありませんので。

私の場合は組み込みエンジニアとして働く中で興味のある業務がソフトウェアから商品の開発プロセス全体に拡大していく一方で、前職のビジネスモデルでは限られた業務しか経験できないという状況を素直に伝えました。前職は人間関係もよくこのまま勤め上げても良いが、上記のようなモチベーションの上でミスマッチが生じてきているので転職も解決策の一つと思っており、チャンスがあればチャレンジしてみたいという趣旨で回答していました。

転職の場合は現職を継続するという選択肢があることが新卒での就職活動と大きく異なります。必要以上に応募先の企業にすり寄ったり自分の理想を過度に妥協せずに対等な気持ちで面接に臨むべきです。失敗しても職を失うわけではないですし、継続すれば同じようなポジションは他社でも募集があるはずなので。

もし入社したらどのようなメリットがあなたにありますか?

普通は企業にとってのメリットを聞かれます。応募者にとってのメリットを聞いてくるというのは応募者のことを尊重してくれている企業ではないでしょうか。

私はこの質問をされたときにとても回答しやすかったのを覚えています。というのも転職をしたい理由と繋がっているからです。現職で抱えている問題が応募先の企業に転職することで解決できるというストーリーを説明するのは簡単ですよね。そもそもその企業に応募している時点で自然に上記の理由はあるはずですので。

業務で乗り越えた大きな困難についてエピソードを教えてください

これは質問という体ですが対話につながりやすいテーマなので、なるべく入社後の業務に間接的にでもつながる内容が良いです。

私の場合は外資系企業の日本法人の採用面接でこの質問がありました。この企業は私のスキルと比べると少しズレているように私は感じていたのですが、先方は私の業務経歴に非常に興味を持ってくれていました。少しでも関連のありそうな業務に関してエピソードを話したところ結構盛り上がって無事面接突破でき、私にとっては結構驚きの経験でした。

質問内容から入社後に活躍できる企業を想像する

私の経験から転職面接で聞かれる質問を上げてきました。転職活動の中で感じたことは、入社後に自分が活躍できるイメージを作れた企業はいずれも面接が対話になっていたことです。

お互いに情報を持っていない中で面接をすることになりますが、私が入社したいと感じた企業はいずれも入社後に担当することになる業務に役立つスキルや経験をこれまでの業務経験から引出そうとしてくれました。業界や職種が異なるケースであってもどんな経験がどんな形で企業側にとって役立つのか、企業側が欲しいと思っているのかを伝えてくれました。

中途採用をする時点で企業側も「またすぐに辞めるんじゃないか?」という疑念があるのだと思います。応募者との対話の中でお互いの求めるものを擦り合わせてこの疑念を解消しようとする企業はたとえ落ちても納得できましたし、お互い対等な立場で会話できている感覚がありました。

面接での質問は転職者に対する企業側の姿勢を写していると思いますので、単純に回答を用意するのではなく自分も企業を面接する気持ちをもって望むのが入社後の満足度向上につながると思います。