【検討】電子マネーに対応するクレジットカードを作った方が良いのか【PayPay, LINE Pay, ファミペイ】
- 2022.04.03
- 投資検証

初めに
電子マネー3種類(PayPay, ファミペイ, LINE Pay)をなんとなく使っていましたが、決済方法やチャージ方法によってポイント還元率が異なっているので改めて自分用に整理・検討してみました。これまでは対応するクレジットカードは作らずに銀行口座からチャージしていました。それぞれクレジットカードを作ってそこからチャージするのが効率的かどうかを明らかにしています。
電子マネーと対応するクレジットカード
今回対象とした電子マネーはPayPay・ファミペイ・LINEペイの3つです。下記表の通り、それぞれ対応するクレジットカードが用意されており、ポイント還元率が高く設定されています。いずれも年会費無料なので、とりあえず作っておいても損はないかと思います。
PayPayカード | ファミマTカード | Visa LINE Payカード | |
---|---|---|---|
対応電子マネー | PayPay | ファミペイ | LINEペイ |
ブランド | Visa/Mastercard/JCB | JCB | Visa |
年会費 | 無料 | 無料 | 無料 |
以降でそれぞれ詳細を記載します。
PayPay
まずはPayPayです。ポイント還元率を正確に判断するためには決済方法について初めに明らかにする必要があります。
決済方法
PayPayの決済方法は3種類あります(こちら参照)。
- PayPay残高
- PayPayカード
- その他のクレジットカード
PayPay残高は事前にチャージした電子マネーであり、チャージ方法は銀行口座やクレジットカードなどいくつかあります。注意したいのはポイントがつくタイミングは決済時であり、チャージではポイントがつかないことです。
ポイント還元率
決済方法の違いによってポイント還元率が異なります。PayPayカードを持っていなければ、普通は現金か銀行口座からチャージしてPayPay残高で決済すると思いますが、この場合のポイント還元率は0.5%, 1%, 1.5%のいずれかです。幅があるのはたくさん使うごとに還元率が上がるPayPay Stepという仕組みによるものですが、なかなかハードルが高いので通常は0.5%になると思います。
一方でPayPayカードで決済する場合のポイント還元率は1%です。PayPayカード以外のクレジットカードで決済する場合はポイント還元の対象外となっています。銀行口座からチャージして使うだけでも最低0.5%還元されるので、PayPayカード以外のクレジットカードで決済するくらいならPayPay残高で支払うのが合理的です。
PayPay残高 | PayPayカード | その他のクレカ | |
---|---|---|---|
獲得ポイント名称 | PayPayポイント | PayPayポイント | なし |
還元率 | 0.5%〜1.5% | 1% | – |
PayPayカードを作るべきか
それではPayPayを使う場合にどの決済方法が最も得をするのでしょうか。前述したPayPay Stepの達成度合いによって変わってくる事になります。
PayPay Stepとは
PayPay Stepは1ヶ月ごとにポイント還元率を決める仕組みで、基本の0.5%に対して特定の条件を達成するごとに0.5%が追加されます。その条件は下記の2つです。
- PayPayで30回支払い(300円以上の支払いが対象)
- PayPayで50,000円支払い
これを月内に達成することで、翌月のポイント還元率にそれぞれ0.5%ずつ追加されます。よほどPayPayに頼り切った生活をしていないと達成できない条件です。
PayPay Stepの条件をいずれも達成しない場合
PayPay残高でのポイント還元率が0.5%となるため、PayPayカードでの決済が有利です。この場合はPayPayカードを作った方が良いでしょう。
PayPay Stepの条件を一つだけ達成する場合
PayPay残高決済でのポイント還元率が1.0%となり、PayPayカードでの決済と同じ還元率となります。この場合はどちらの決済方法でも変わりません。
PayPay Stepの条件を二つとも達成する場合
PayPay残高決済でのポイント還元率が1.5%となり、PayPay残高決済の方が有利となります。この場合はPayPayカードを作る必要はありません。
PayPayカードを作るなら
PayPayカードを作るならポイントサイトを経由するのがおすすめです。追加でポイントを獲得することができます。

ファミペイ
次はファミペイです。こちらも決済方法からです。
決済方法
ファミペイの決済方法は電子マネーのみです。PayPay残高と同様に事前にチャージしておく必要があります。PayPayと異なる点はチャージのタイミングでもポイントが付与されるケースがある事です。
ポイント還元率
ファミペイではチャージと決済の二つのタイミングでポイントが付与されます。
チャージ(ファミマTカード以外) | チャージ(ファミマTカード) | ファミペイ決済 | |
---|---|---|---|
獲得ポイント名称 | なし | FamiPayボーナス | FamiPayボーナス |
還元率 | – | 0.5% | 0.5% |
ファミペイ決済の0.5%は必ず付与されます。一方でチャージのタイミングでポイントを受け取れるのはファミマTカードでチャージした場合に限られます。銀行口座や現金、他のクレジットカードなど他の手段でチャージした場合にはポイント付与されません。
ファミマTカードを作るべきか
純粋にチャージの方法だけでポイントが付与されるかどうかが決まります。ファミマTカードを使った場合にのみポイントが付与される仕組みになっていますので、ファミペイを通常使いしている場合は作った方が良いという事になりそうです。
ファミマTカードを作るなら
ファミマTカードを作るならポイントサイトを経由するのがおすすめです。追加でポイントを獲得することができます。

LINE Pay
最後はLINE Payです。
決済方法
店舗でLINE Payを使う場合は基本的にコード決済(電子マネー)のみです。PayPayやファミペイと同様に事前にチャージしておくことが必要ですが、Visa LINE Payカードを使えばチャージせず決済することも可能です。
ポイント還元率
LINE Payでは事前にチャージした電子マネー決済ではポイント付与されません。一方でVisa LINE Payカードではチャージ&ペイという決済サービスがあり、この方法だと0.5%のLINEポイントが付与されます。
コード決済(事前チャージ) | チャージ&ペイ(Visa LINE Payカード) | |
---|---|---|
ポイント名称 | なし | LINEポイント |
還元率 | – | 0.5% |
ちなみにチャージ&ペイというサービスはチャージせずに決済が可能という仕組みです。チャージ&ペイと言っておきながらチャージが不要という意味のわからない名称ですね。
Visa LINE Payカードを作るべきか
LINE Payでコード決済する場合はポイント付与対象外となっているので、Visa LINE Payカードは作った方がお得です。
Visa LINE Payカードを作るなら
Visa LINE Payカードを作るならポイントサイトを経由するのがおすすめです。追加でポイントを獲得することができます。

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